福島区・渋谷区のアーユルヴェーダサロンアーカーシャ

01 Message メッセージ

生命のトリセツ＜アーユルヴェーダ＞

アーユルヴェーダで自分のことが、よくわかるようになり、自分軸をしっかりと持てたことは大きな転換期となりました。『生き方・在り方のトリセツ』アーユルヴェーダ。今のところ、他にもっと説得力のあるもの見つからないんですよね。なんで、学校教育や医学部教養にこの科目がないんだろう・・・といつも想う。

アーユルヴェーダは「生命の科学」と訳され、ホリスティック医学として知られています。治療分野は8科あり、系統だった医学体系をもっています。伝統医学といわれていて、古いイメージがあるかもしれませんが、民間療法とは一線を画すレベルであり、現在でも再現性がある医学です。
このように書いてしまうと、アーユルヴェーダが科学者や医師など専門家が取り扱う難しく遠い存在に思われてしまうかもしれませんが、実は誰にでも、どこの国の人でも身近に活用できる智慧なのです。

アーユルヴェーダには、生命に関するさまざまな叡智が包含されているため、哲学や倫理、医学など難しく感じる部分もありますが、食事法・生活法（1日の過ごし方、季節の過ごし方）など、一人ひとりが今すぐ取り組める智慧やヒントも、ふんだんにちりばめられているものです。
現在は、現代科学が発展して、私たちは多くの恩恵を賜ってきました。それはとても素晴らしいことですが、科学が進歩した結果、少し細分化されすぎて全体を観ることが難しくなっているのではないでしょうか。
人間も他の生物も地球も、全体が関連し合って、複雑なネットワークの中で調和しています。この調和を取るためには、全体を観る視点が必要です。その視点を与えてくれるのが「アーユルヴェーダ」だと思っています。

例えば、テレビで、ある食べ物が「カラダに良い」と言われると、スーパーからその商品がなくなることがありますが、アーユルヴェーダでは、「全ての人、誰にでも良い」と勧めるものはありません。必ず一人ひとりの体質を観てから、その人に合った診断を行います。実は体質だけでなく、その時の体調、季節、年齢、生活環境、仕事環境などまで参考にして全体を観ます。何を食べるのがいいかと考えるとき、一般的には、どういった成分を摂取すればいいかを考えることがメインになりがちですが、アーユルヴェーダの食事学の中では、その重要性は1/8くらいで取り扱われています。もっと大切なことは、いつどこで誰とどのように食べているか、適量を食べているか、温かい食事を食べているか、作りたてを食べているか、食べるのが速すぎないか・遅すぎないか、その人の消化力は食事とちゃんと見合っているか、満足感を得られているか、などを考えることが重要だと説いています。

ここまで考えてアドバイスしてくれる医学があるでしょうか？
そして、このような食事学は病院へ行かなくても、難しい勉強をしなくても、知ることができて、実践することができるのです。そして、実践すれば効果を感じることでしょう。

アーユルヴェーダでは、食事法だけでなく生活法も含めて、実践可能な方法を教えてくれています。これから人生100年時代といわれ、不安に思っている人も多い中、アーユルヴェーダを学ぶということは、とても信頼できる指針・視点・視座を自分の中に獲得するということです。自分の健康は自分で護る、自分の人生は自分で護ることへとつながり、「自律可能なアーユルヴェーダ」の実践へと進んでいくことになるでしょう。

アーユルヴェーダでは、“大宇宙”と“小宇宙”という考え方をします。銀河系など大宇宙をつくっている元素と、人間は同じ元素でつくられており、人間を“小宇宙”であるとしています。そして、肉体だけでなく、精神・魂がバランスよく調和がとれることを健康であるといい、他の生物や社会・地球との調和がとれることを究極の健康・幸福と考えます。

私が最も感銘を受けているのがこの部分です。単に医術としてではなく、哲学や倫理と分離していない生命の科学であること。生命・人間という部分だけにフォーカスするのではなく、その行いや社会環境、自然環境、地球環境までも包括的に考えて説かれている生命観であるところです。

「全体を観る」ためにとても大切で必要な視点・視座を与えてくれるアーユルヴェーダですが、それ自体はとにかく奥深く叡智が膨大です。正直、全体を理解するのはとても無理だと思ってしまうほどです。それでも、私はいいと思っています。なぜなら、アーユルヴェーダは本質的で自然なものであり、かつ論理的なものであると心から想えるからです。

アーユルヴェーダを少しでも多くの人に知っていただき、多くの方々に実践していただきたいという想いで、今後も楽しくまじめに活動してまいります。

02 Concept 理念

自律可能なアーユルヴェーダのために。

ご自身の自然治癒力を高め、健康でハッピーな毎日を過ごすための自律可能なアーユルヴェーダを手に入れるお手伝いをさせていただくことを目指しています。

持続可能な健康がベースとなり、ハッピーな毎日を過ごすことができると教えてくれるのがアーユルヴェーダ。その叡智が少しでも私たちの生活の一部となり、自分自身でココロとカラダをコントロールして自律すること。アーユルヴェーダを学び、実践していくサポートをさせていただき、お客様自身のアーユルヴェーダがカタチ創られるお手伝いをいたします。

＊自律とは、アーユルヴェーダの学びと実践の繰り返しにより独り立ちできる状態となること。価値観や信条、理念、哲学などにより自身で方向づけして行動ができるようになり、独り立ちすること。