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[七十二候] 水泉動(しみずあたたかをふくむ)をアーユルヴェーダで読み解くと・・・




自然界の動きを教えてくれる七十二候では、1月11日頃から、水泉動(しみずあたたかをふくむ)という季節です。凍っていた泉がとけて、水が動き始めるころ・・・という意味。自然界は春に向けて少しずつ見えないところで変化しているのですね。
自然界がそうであれば、私たちの身体も同じと考えていいのではないでしょうか。身体の中では、水が凍ることはないですが、寒さで身体がこわばり硬くなって動きが悪くなっていたものが、水が溶けるように動き始めると考えられるでしょうか。

アーユルヴェーダでは、冬の寒い時が最も体力があり、消化力があり、モリモリと食べて良い時期とされています。この時期にしっかりと体力をつけて、夏に備えるのがいいでしょう。ただし、いつまでもモリモリと食べ過ぎると、春にカパが溶け出してきて悪さをすると言います。

カパは、五大元素でいうと「水と土(地)のエネルギー」で表されています。冬の間、硬くこわばっていたカパが春の温かさに誘われて、緩んできます。過剰なカパ(食べすぎや運動不足で溜まってしまうようなもの)は、スロータス(経絡のようなもの)を詰まらせて悪さをしてしまいます。花粉症などもその1つと言われています。そのような状態にならないためにも、水泉動(しみずあたたかをふくむ)という時期は、徐々にお正月のような食事はやめて、通常の食事に変えていくタイミングを教えてくれています。七草粥をちょうどそのようなタイミングに食べるということは、とても理にかなっているなと思います。

まだまだ、体感的には寒く、これから大寒がやってくることを考えると、少しピンと来ないかもしれないのですが、身体も急に変われないので、自然のリズムに合わせて、徐々に生活リズムも変えていくことは、季節の移動に身体をスムーズに合わせていけるのではないでしょうか。少し普段の食生活を見直してみたり、軽い運動を始めてみたり・・・カパをため込まないように、過剰なカパを消化するようなことを取り入れてみるのもいいですよ。

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あなただけに合う極上なひとときをお届けいたします。
大阪・東京サロン共に駅から徒歩5分のオアシス、アーカーシャ

ブログ筆者:中村 美由紀
アーユルヴェーダ・セラピスト
アーユルヴェーダ・カタリスト*
*カタリストCatalistとは・・・触媒という意味。化学反応を速める力があります。アーユルヴェーダが広まっていく世界の触媒でありたい。ヒト・モノ・コトの化学反応を触媒します。

大阪サロン:大阪府大阪市福島区鷺洲町3丁目
東京サロン:東京都渋谷区笹塚1丁目

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