ピッタが乱れやすい方におススメしたいオイル

pitta　oil（ピッタオイル）
ピッタが乱れやすい方におススメしたいオイルです。


ヒトはだれでも、ヴァータ・ピッタ・カパの3つのエネルギーをもっています。そのエネルギーのバランスは人それぞれ異なります。3つのエネルギーのうちピッタの割合が他のエネルギーと比べて多いか、もしくは、どのエネルギーもさほど差がないという人は、ちょっとしたきっかけでピッタを乱しやすい傾向があるかもしれません。乱れてしまうきっかけとしては、暑い季節、直射日光や熱気にさらされたり、長時間の空腹、自分の想いと行動が違う状態・頑張りすぎ・理不尽な状態・怒りや悲しみにさらされることなどがあげられます。また、年齢的に働き盛りの方は自然とピッタが乱れやすい傾向にもあります。

ピッタというエネルギーは熱のエネルギーで、消化力・代謝力・知力に関係しています。言い換えれば、変換力というエネルギーです。五大元素（空・風・火・水・地（土））でいうと火（か）と水（すい）のエネルギーをもっています。火はまさに「熱」です。物質も知識も熱がなければ変換しません。水（すい）はそのまま水（みず）をイメージするより「流動性」をイメージしたエネルギーと考えてください。あらゆるものは、熱のチカラで変換します。消化の際の酵素などは、液体の流動性があります。

食物は消化力により栄養素に分解され、小腸から吸収されます。吸収された栄養素は各臓器の代謝力により利用されます。目や耳から入った情報は、脳で理解され、認識され、知力となります。このような変換力は全ての人が普通に持っていますが、人より多めに持っている人がピッタ体質と表現されています。主に胃腸・肝臓・膵臓などの消化器系や眼、血液、皮膚などにトラブルが出やすい人が多いです。

体質に、このエネルギーの性質を当てはめてみると、熱量が多くて、柔軟な人となります。ヒトによって火のエネルギーが比較的多い人と水のエネルギーが比較的多い人とがあるように思います。熱量が多くて変換力が強い人は、聡明で判断力もあることから大胆で勇気があります。優れた変換力に柔軟性（流動性）が加わると、強いリーダーシップを発揮するでしょう。一方で、エネルギーが上手く発揮できなかったり、過剰に発揮しすぎると、自分自身を責めたり、他人を責めたり、人に合わせすぎてしまう場合があります。ヒトよりも理解力や分析力が素早いため、よく気がつき、思考が先回りします。判断も早く、矛盾にも気づきやすく、矛盾を矛盾のまま放置しておくのが気持ち悪いため、正したくなります。他人の理解のスピードを超えて熱量のある状態で伝えてしまうと、相手に圧迫感を与えやすく、そのせまってくる感じが怖い・怒っているといった印象を与えることもあります。その人自身はいろいろと考えた結果なのですが、上手く伝わらないこともあり、内心は繊細で傷ついている場合があります。

ピッタを増やしてしまうものは、「熱」と「怒り」です。食事からも熱を増やすようなものは避け、怒りや悲しみが生じてしまうような状況からはいったん離れるといいでしょう。香りやお花、音楽などで気持ちを切り替えられるといいです。もう限界って時には、ちょっと贅沢ですが、床にビニールを敷いてから、オイルを1本分頭からかぶります。ちゃんとやらなきゃとか、こうするべきという気持ちを手放して、思いっきりバカやってみるのもたまにはいいですよ(笑)

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ブログ筆者：中村　美由紀
アーユルヴェーダ・セラピスト
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*カタリストCatalistとは・・・触媒という意味。化学反応を速める力があります。アーユルヴェーダが広まっていく世界の触媒でありたい。ヒト・モノ・コトの化学反応を触媒します。

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