カパが乱れやすい方におススメしたいオイル

kapha　oil（カパオイル）
カパが乱れやすい方におススメしたいオイルです。


ヒトはだれでも、ヴァータ・ピッタ・カパの3つのエネルギーをもっています。そのエネルギーのバランスは人それぞれ異なります。3つのエネルギーのうちカパの割合が他のエネルギーと比べて多いか、もしくは、どのエネルギーもさほど差がないという人は、ちょっとしたきっかけでカパを乱しやすいかもしれません。乱れてしまうきっかけとしては、長時間の昼寝をしたり、ダラダラ・ゴロゴロしすぎたり、食べ過ぎなどがあげられます。また、年齢的には、幼児期のころがカパの時代と言われます。

カパというエネルギーはつなぐ（結合の）エネルギーで、あらゆるものをバラバラにならないようにつないで形づくるチカラです。五大元素（空・風・火・水・地（土））でいうと水（すい）と地（土）のエネルギーをもっています。水は、蛇口から流れ出る水（みず）をイメージするよりは、水滴のように表面張力により球体になるチカラをイメージしてください。地（土）は、重さや質量が生じる物質の象徴です。あらゆるものは、水と地（土）のエネルギーで形づくられます。

身体を形づくり維持するために大変重要なエネルギーで、このエネルギーがしっかりしていると、カラダが安定し、関節や筋肉、骨などがしっかりとして締まっています。その結果、体力もあり、精神的に安定しやすくなります。そのようなエネルギーを多めに持っている人がカパ体質と表現されています。主に関節、筋肉、粘膜、のどや鼻など呼吸器系などにトラブルが出やすい人が多いです。

体質に、このエネルギーの性質を当てはめてみると、つなぐ力、形づくる力がある人となります。骨格がしっかりしていてカラダが安定していると、ココロにも安定感があり、このエネルギーが充満している人は、人間的に忍耐力や包容力がある魅力的な人となります。あまり物事に動じず、どっしりと構えていつもニコニコして安心感のある人というのは、他の体質から羨まれることも見受けられます。一方で、このエネルギーが上手く発揮できなかったり、過剰であると、体重が重くなり、動きが鈍くなったり、だるさや無気力、冷えやむくみにつながります。また、カパが減ってしまうと、身体の安定性が減ってしまうため、ヴァータのような症状が出てしまうことがあります。ヒトによって水のエネルギーが比較的多い人と地（土）のエネルギーが比較的多い人とがあるように思います。水と土を混ぜた状態を想像して欲しいのですが、水が多ければゆるく形づくられ、水が少なければ土はカチカチです。その人の動きやすさや安定性みたいなところは、その人の水と地（土）の割合が関係してくるのではないかと思っています。

カパを増やしてしまうものは、「運動不足」と「甘いモノ」です。身体が重く感じた時は、食べ過ぎを避けて、運動するのが一番です。運動といっても大げさに考えず、散歩とか、エスカレーターを階段にして歩くだけでもいいのでやってみましょう。オイルは、お腹、お尻、ひざ下など部分的な使用から始めましょう。オイルと同量の米ぬか（乾燥したもの）などを混ぜてザラザラとしたオイルにして皮膚に刺激を与える方法もおススメです。

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ブログ筆者：中村　美由紀
アーユルヴェーダ・セラピスト
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*カタリストCatalistとは・・・触媒という意味。化学反応を速める力があります。アーユルヴェーダが広まっていく世界の触媒でありたい。ヒト・モノ・コトの化学反応を触媒します。

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